1.地下鉄(MRT)の利用方法
台北で市民の足となっているのが地下鉄のMRTです。現地滞在者であれば必ず利用する機会がありますので、利用方法を学んでおいてください。
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台北市内や高雄市内の移動には、「MRT(地下鉄)、通称「捷運(ジェエユン)」 の利用が非常に便利です。 |
台北市内のMRTは、全7路線あり、各線がそれぞれ「色」分けされていますので、路線マップで確認し、その色のプラットホームにて乗車して下さい。例えば、「忠孝復興」に行くのであれば、青の「板南線」に乗ることになります。仮に中国語が分からなくても、路線マップさえあれば簡単に乗車できるよう工夫されています。 | ||
MRT路線図

また、列車の進行方向についても、それぞれのプラットホームに進行方向の駅名が色濃く印字されていますので、簡単に確認することが出来ます。(反対方向の駅名は薄く印字されていますので、わかりやすいと思います。) | |
乗車料金はチケットを購入する際に確認できますが、20元〜65元の範囲です。子供料金は年齢でなく、身長によって区別されますが、115 センチ以下は無料、それ以上は大人と同料金となっています。 | |
駅構内は比較的清潔な環境が維持されています。日本と違い、駅構内、車内での喫煙、飲食は禁止されています。また、チューインガムを噛む事も禁止されており、違反すると1500元の罰金が科せられますので、くれぐれもご注意下さい。 | |
各駅にはたくさんの出口があります。ですから、目的駅に到着後は、駅構内に掲示の地図にて、どの出口を利用するのかを確認し、出られることをお勧めします。 |
チケットの購入方法及び改札の通り方
2007年5月よりICトークンチケットが導入。
まず目的地の値段と枚数をタッチする。
お金を入れる(100元札もOK)。
ICトークンがでてくる。
入る際は、センサーにかざして改札を通過。
改札を出るときは回収口にICトークンを投入して通過。
なお、台湾の地下鉄は、乗車から下車までの最長時間が決められています。乗車(改札入場)から下車(改札退場)まで2時間以内、同一駅での乗降は15分以内とされており、違反した場合は20元の罰金を科せられます。
Easy Card(悠遊カード)
台湾での滞在予定期間が2週間以上ある方で、MRT、又は公共バスを毎日利用する可能性のある方は、「悠遊カード(500元)」を購入することをお勧めします。悠遊カードの使用方法は非常に簡単で、改札口にてかざすだけで通行できます。また、公共バスにも同様の機械が設置されていますので、小銭の心配なく乗り降りができます。 悠遊カードの購入場所は、改札口横の窓口です。500元用の悠遊カードを購入する場合、500元の内、100元はデポジットとなるので、400元分のみ利用することができます。利用後は、残額と上記デポジット額を払い戻すことができます。また、駅構内やコンビニなどで利用金額を補充することもできます。駅構内には無料で配布されているMRTのルートマップがあります。日本語標記のマップもありますので、必要な方は駅構内で入手して下さい。 |
2.路線バスの利用方法

しかし、折角ですから台湾に滞在している間に一度はバスに乗ってみるのも面白いかもしれません。利用方法はさほど難しいものではありませんが、事前に路線の確認だけは行っておきましょう。また、乗車代を現金で支払う場合は、お釣りは出ませんので、小銭を準備しておくことも忘れないで下さい。
台北の路線バスの料金制度はブロック制(段票制)で、同一ブロック内なら1段票で15元、ブロックをまたぐと2段票で30元となっており、ブロックが増える毎に料金も上がっていくという仕組みです。支払うタイミングは各バスによって異なりますので、乗車時に確認しましょう。見極め方は、運転席周辺に「上車収票」との表示があれば「乗車時払い」、「下車収票」との表示なら「下車時払い」となります。車内では停留所の案内放送はほとんどありませんので、チェックしておいた路線表を参考に、目的地の停留所が近づいてきたら、下車用のボタンを押し、運転手に知らせます。もしもわからなければ、回りの乗客に路線図を見せれば、親切に教えてくれるはずです。
3.タクシーの利用方法
台湾のタクシーはすべての車体が「黄色」に統一されており一目瞭然です。車頂には「出租汽車」や「計程車」、「TAXI」 などが表記されています。前面に「空車」の表示が出ているタクシーなら、手を挙げて乗車の意思を伝えれば、どこででも乗ることができます。初乗り料金は70元(1.25kmまで)で、その後250m毎に、または時速5km以下1分40秒毎に5元が加算されます。北京語に自信のない方は、行く先を漢字で書いて運転手に見せればほとんど問題がありません。夜間(23:00〜6:00)料金は初乗り料金に20元が加算されます。
乗車時の注意事項としては、@メーターがきちんと動いているか、A夜間の場合は、夜間料金用ボタンが光っているか、などを確認して下さい。また、女性1人での乗車は、極力避け、特に夜間については、面倒でもMRT等を利用することをお勧めします。
また、台湾のタクシーは英語がほとんど通じません。中国語に自信のない方は、行き先のメモを漢字で書いておくことも忘れないで下さい。なお、台湾のタクシーは日本と違い自動ドアではありませんので、乗り降りの際には自分でドアを開けなくてはなりません。乗車も降車もすべて右側からです。日本の感覚で、左側のドアを開けることのないよう、十分に注意して下さい。